| 各種のヘリコプターをライセンスにより生産を行っているアグスタ社が独自開発した高速ツインタービンヘリコプターである。 メインローターは全関節式の4枚ブレードとなっている。 テイルローターは2枚ブレードでまとめている。初期型はA109Aで販売を開始した。 その後、トランスミッション出力を強化し油圧系統を変更したA109AMkUを発表。販売時、日本がバブル全盛期に当り、国内にも数多くの機体が登録された。 また、エンジン出力を増加させたA109C、広いキャビンを更に広げたワイドボディー型もある。 1998年にはCRTを4面にし、気象レーダー、航法マップなどの電子機器を装備したA109Eを送り出した。 エンジンを今までのPWCからターボメカ・アリウス2K1に変え、脚を固定したA109K2もある。 日本では社有機や警察用などとして運航されて、特に近年では警察用が増えている。 登録数は23機(2008年8月末現在) |
|---|
主要諸元 |
|
| エンジン | PW260C×2 |
| メインローター直径 | 11.00m |
| テイルローター直径 | 2.00m |
| 全高 | 3.50m |
| 胴体全長 | 11.45m |
| 全幅 | 1.58m |
| メインローター面積 | 94.9m2 |
| 機体重量 | 1,550kg |
| 最大重量 | 2,850kg |
| 搭載量 | 1,295kg |
| 最大速度 | 296km/h |
| ホバリング限界高度 | 5,790m |
| 地面効果なし | 4,053m |
| 上昇限度 | 6,096m |
| 航続距離 | 895km |
| 乗員 | 2名 |
| 乗客 | 6名 |
| 製造 | アグスタ |
| 初飛行 | 1971年8月4日 |
| AGUSTA A109 |