スポッターズ的ひこうき写真館                                            蒸気機関車


機関車 58683

高崎川南公園
千葉県 佐倉市
2009年

展示されている58683号は通称「ハチロク」と呼ばれ親しまれてきた8620形式の蒸気機関車である。

日本で最初に蒸気機関車を作ったのは明治26年(1893年)であるが、8620は明治末年ドイツから輸入したシュワルツコック製の8800を参考に国産かした急行用の機関車で大正3年(1914年)より15年間にわたって初番8620に始まり総数687両が作られ旅客用機関車の中では最も製造数が多い。

展示されている58683号は大正11年10月18日(1922年)に汽車製造会社にて作られ、国府津機関庫、大宮機関庫、田端機関庫を経て、昭和7年3月新小岩機関庫、昭和19年12月〜昭和30年2月成田機関区に所属され、昭和44年12月11日に廃車になるまで佐倉機関区に籍を置いた。

総走行距離は2,287,115kmに達した。


主要諸元
シリンダ 直径 470mm
行程 610mm
使用圧 13.0kg/cm2
火格子面積 1.63m2
全伝熱面積 110.9m2
過熱伝熱面積 28.8m2
全蒸発伝熱面積 82.1m2
煙管蒸発伝熱面積 72.0m2
火空蒸発伝熱面積 10.1m2
ボイラー水容量 4.2m3
機関車重量 運転整備 48.83トン
空車 44.54トン
機関車動輪上動量 運転整備 41.46トン
炭水車重量 運転整備 34.50トン
空車 15.50トン
水タンク 空車 13.0m3
弁装置 種類 ワルシャート式


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