山口県 下松市役所グリーンプラザ | 2009年 |
明治40年に石川島造船所で製作されたB型サドルタンクの蒸気機関車で、その形状から亀の甲とも呼ばれる世界的にも価値の高いものである。 昭和9年まで徳山海軍練炭製造所が所有していたが、山口県立下松工業学校が当時の金額で60円で譲り受け、原動機実習などに使用され「下工弁慶号」の名称で親しまれた。 戦後は、同校の校庭にモニュメントとして展示されていたが、昭和56年に生徒と教員で修復し、市内外のイベントで一般公開運転されてきた。 昭和63年に同校同窓会の社団法人下松工業会に移管され、今なお可動する唯一の機関車であり、貴重な文化遺産として保存管理されている。 |
主要緒元 |
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全長 | 4,050mm |
車軸幅 | 762mm |
重量 | 5.5t |
本体動輪 | 2軸 |