スポッターズ的ひこうき写真館 軍用機
航空自衛隊 C-1 戦術輸送機
カーチスC-46コマンド輸送機の後継機として導入された。初飛行は1970年11月12日
国産開発の戦術輸送機で基本型に加えて、EC-1とC-1FTBが存在する。
航空自衛隊でのみ使われており31機が生産された。
1973年2月から配備が始まり、現在は第2輸送航空隊(入間基地)と第3輸送航空隊(美保基地)で実戦運用されているほか、飛行開発実験団(岐阜基地)が各種試験などの目的で2機運用している。
また電子戦訓練支援機に改造された機体が1機あり、EC-1の名称で総隊司令部飛行隊(入間基地)に配備されている。
国産機とはいえ、エンジンはアメリカ製のプラット&ホイットニー(JT8D-9)を採用していて、これはDC-9、B727などの旅客機で使用されているものと同じエンジンである。
C-1はターボファン双発でローディングランプ付き後部貨物ドア装備の太くて短い胴体強力な高揚力装置(前縁スラット、後縁4重隙間フラップ)を持つ後退角20度の主翼など、他に例を見ないデザインの中型輸送機である。
ペイロード8tを積んで1,200mの滑走路で運用可能という大きな特徴を持っている。
機体の老巧化により後継機はC-2となり、既に配備が始まっているが、今後もしばらくは入間基地を拠点に活躍することになっている。
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第2輸送航空隊 第402飛行隊(入間)
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第3輸送航空隊 第403飛行隊(美保)
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飛行開発実験団(岐阜)
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第2輸送航空隊 第402飛行隊(入間) 歌舞伎
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第2輸送航空隊 第402飛行隊(入間) 航空自衛隊50周年記念
新たなデザインを考案することなくオリジナル迷彩塗装のパターンを継承しつつ、三色のブルー系に置き換えられている。
濃紺からブルーへのグラデーションは刻々と変化する大空の様相を表現していて、エンジンポッドのイラストは大空を自由自在に飛び回り任務を遂行する第2輸送航空隊を表現している。
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第3輸送航空隊 第403飛行隊(美保) 航空自衛隊50周年記念
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58-1006 |
航空自衛隊創立50周年を記念して登場した特別塗装
機首のユニコーンから垂直尾翼まで4本の白いラインが伸びている。
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美保基地開庁50周年記念 ゲゲゲの鬼太郎
登場は2008年5月20日
航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市)が開庁50周年を迎えるにあたり、第3輸送航空隊に所属する3機種(C-1、YS-11P、T-400)にスペシャルマーキングが施された。
デザインのテーマは、開庁50周年のキャッチフレーズでもある「美保の美しき大空と共に」「地域と歩んだ50年」
機体前方には、美保基地が所在する弓ヶ浜半島をイメージした「50」の文字
胴体から尾翼に伸びた白いラインで大山が表現されている。
垂直尾翼には、地元境港出身の漫画家 水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」の「一反木綿に乗った鬼太郎と目玉親父」が飛んでいる。
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第2輸送航空隊 50thアニバーサリー
2008年秋登場
第2輸送航空隊の50周年記念塗装で、デザート迷彩が施されておりエンジンカウルには白で記念マークが描かれている。
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保存展示機材
主要諸元 |
全幅 |
30.60m |
全長 |
29.00m |
全高 |
9.99m |
自重 |
24,250kg |
最大離陸重量 |
45,000kg |
最大速度 |
860km/h |
巡航速度 |
780km/h |
実用上昇限度 |
12,000m |
航続距離 |
3,300km |
乗員 |
5名 |
最大輸送人員 |
60名 |
推定価格 |
41億7,500万円 |
初飛行 |
1970年11月12日 |
配備部隊 |
第2輸送航空隊 第402飛行隊(入間) 第3輸送航空隊 第403飛行隊(美保) 飛行開発実験団 (岐阜) |
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