スポッターズ的ひこうき写真館                                              軍用車輌


陸上自衛隊 坑道掘削装置 MRH-S100型ロードヘッダ

1991年から配備された。

坑道掘削装置とは地下に坑道(トンネル)を堀るための装置で、制作は三井三池製作所で炭鉱では有名な会社でもある。

横穴を利用した戦い方を指す坑道戦という言葉は昔からあり、古くは日露戦争で203高地を攻めるのに使われた戦法である。

掘削機の先端には地中を掘り進むためのドリルが付いている。

また、地中では換気の問題があるため、動力は外部電源からアンビリカル・ケーブルで供給される。

問題は演習場の確保で、やたらめったら穴を堀るわけにもいかないのが悩みの種であろう。

掘削機本体、トンネルが崩れないようにする支保工作装置、削り出した土砂などを運び出すズリ搬出装置、電力を供給する給電装置、地質調査器材、環境保全器材などから構成されている。

配備部隊は極めて限られているので、見学できるチャンスは意外に少ない。

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08-0003

08-0008

船岡

勝田

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民生品

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主な配備部隊

主要諸元
 第301坑道中隊  (南恵庭駐屯地)

 第302坑道中隊  (岩見沢駐屯地)

 第303坑道中隊  (船岡駐屯地)

 第304坑道中隊  (小群駐屯地)

 施設教導隊     (勝田駐屯地)
全長 14.9m
全高 3.5m
全幅 2.8m
全備重量 30t
最大掘削高 4.9m
最大掘削幅 6.0m
掘削能力 約30m3/h
対象土質 普通土、軟岩
製作 三井三池製作所


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