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エールフランス A340-300 オーバーランで全焼

2005年8月2日、エールフランス358便(パリ発トロント行き、機種;A340-300)がカナダトロントのピアソン国際空港に着陸した際、滑走路を200mオーバーランした。(ピアソン国際空港の滑走路は2,743m)
この事故で火災が発生し機体が全焼したが、乗客297人と乗員12人は全員脱出し、負傷者は出たものの死者はいなかった。

当日のピアソン国際空港周辺には嵐があり出発便はほとんどキャンセルになっていたが到着機については状況のよい場合にのみ着陸が許可されていた。
事故原因は調査中であるが、着陸後にブレーキは正常に作動しておりスポイラーも立ち上がっていた。また、エンジンのスラストリバーサーも正常に作動しており機体には何の問題もなかったと見られている。

なお、この事故はA340が1993年3月に就航を開始して以来、初の全損事故である。
事故機は1999年9月7日に受領したF-GLZQで飛行時間は28,418時間で離着陸回数は3,711回
最後の整備チェックは2005年7月5日に実施したばかりであった。

事故機


F-GLZQ  A340-313X
2002.07.22  関西国際空港にて撮影


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