スポッターズ的ひこうき写真館                                                艦船


海上自衛隊 ヘリコプター搭載汎用護衛艦 あさぎり型

「あさぎり」
1985.02.13 起工
1985.09.19 進水
1988.03.17 竣工
2005.02.16 練習艦(TV3516)に種別変更

DD151

「はまぎり」
1987.01.20 起工
1988.06.04 進水
1990.01.31 就役

DD155
「やまぎり」
1986.02.05 起工
1986.10.08 進水
1989.01.25 竣工
2004.03.18 練習艦(TV3515)に種別変更

DD152
「せとぎり」
1987.03.09 起工
1988.09.12 進水
1990.02.14 就役

DD156
「ゆうぎり」
1986.02.25 起工
1987.09.21 進水
1989.02.28 就役

DD153
「さわぎり」
1987.01.14 起工
1988.11.25 進水
1990.03.06 就役

DD157
「あまぎり」
1986.03.03 起工
1987.09.09 進水
1989.03.17 就役

DD154
「うみぎり」
1988.10.31 起工
1989.11.09 進水
1991.03.12 就役

DD158

「はつゆき」型に続く、第二世代のヘリコプター搭載汎用護衛艦である。

基本的装備は「はつゆき」型に準じているが、拡大改良型でCICの艦内配置など現代戦への対応が図られている。

格納庫は舷側一杯まで拡張され、必要時にはヘリコプター2機の格納も可能な設計とされている。

ビルボードとも称される大きな壁面は、ステルス対策が叫ばれる今日ではレーダー反射率の点でかなりの問題がある。

推進装置は、海上自衛隊ではじめてのCOGAG(Combined Gasturbine and Gasturbine、巡航時:巡航用ガスタービン、高速時:巡航用+高速用ガスタービン)方式である。

また、艦橋主機操縦装置もはじめて設置され、艦橋のみで機関運転を含む操艦が可能となっている。

従来は、機関の操縦・制御は機関室に隣接する機関制御室で行われ、艦橋でのエンジンテレグラフ操作により機関制御室へ伝達され、指定の制御が行われる形であった。

艦橋主機操縦装置の導入により、艦橋での意思決定が直ちに機関操作に連動することが可能となった。

指揮管制システムはOYQ-6が搭戴されている。

あさぎり型の建造は8隻で終了し、「むらさめ」型へ移行した。

艦名には天象気象の用語から「朝霧」、「山霧」、「夕霧」、「天霧」、「浜霧」、「瀬戸霧」、「沢霧」、「海霧」など「霧」に関する名称が付けられている。


主要諸元
全長 137.0m
全幅 14.6m
喫水 4.5m
深さ 8.8m
速力 30kt
基準排水量 3,500t
満載排水量 4,300t
乗員 220名
主要兵装 76mm62口径単装速射砲×1
CIWS20mm機関砲×2
短SAMシースパロー8連装発射機×1
ハープーンSSM4連装発射機×2
アスロックSUM8連装発射機×1
3連装短魚雷発射管×2


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JMSDF Japan Maritime Self Defense Force Destroyer