増大する旅客需要に対応するため、徹底した車両の軽量化を図り誕生したのが、この10系軽量客車である。 従来の客車に比べ、約10トンも軽く、軽量客車の基本型である。 台車も振動に強く、また乗り心地も改善された台車を採用し、車内も軽量化のためプラスチックやビニール合板を多用し明るいイメージとなっている。 展示されているナハフ11はナ八フ10の室内灯を蛍光灯に変えて、出入口の扉を折戸から開戸に改造したタイプである。 多くの優等列車に使用されたが、高度成長の先駆けとなった就職列車にも使用され、郷愁を誘う客車であるが、既に全車廃車となっている。 |
主要緒元 |
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台車 | TR50A |
製造 | 昭和32年5月 |
製造所 | 日本車輌 |
廃車年月 | 昭和61年3月 |
全長 | 20.0m |
自重 | 24.9t |