直流電気機関車 EF63 1 鉄道文化むら(群馬県 安中市 松井田町 横川 407-16) 北緯36度20分10秒 東経138度43分57秒 |
昭和37年に先行試作車として造られた碓氷峠専用の補助機関車である。 走行性能は本線用機関車EF62形と同一であるが、急勾配(66.7パーミル)を走行する上での数々の保安装置として、勾配抑速用の発電ブレーキをはじめ、列車暴走を防ぐための過速度検出装置、非常用の電磁吸着ブレーキ、勾配上で長時間停留した時にブレーキの空気圧が低下してもブレーキが緩まないためのロックシリンダ等の、安全装置が多数搭載されている。 またEF62形電気機関車や169系、189系、489系電車と協調運転ができ、軽井沢側には多数の電気連結器(ジャンパー線)が備えられていた。 量産型2号機以降は窓上にヒサシが付き、またスカートの形状も多少イメージが異なる。 全部で25両が造られたが、全機とも横川機関区に配備され、碓氷の主であり、平成9年9月まで峠のシェルパとして活躍、長野新幹線の開業により碓氷線とともにその任を終えている。 |
主要緒元 |
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主電動機 | MT52×6 |
出力 | 2,550kw |
軸配置 | C-C |
最高速度 | 100km/h |
製造 | 昭和37年5月 |
製造所 | 東芝 |
廃車年月 | 昭和61年8月 |
全長 | 18.0m |
自重 | 108t |