EB10 1は、昭和2年に蓄電池機関車AB10として東京芝浦電気株式会社と汽車会社によって製作され、日本国有鉄道で初めての蓄電池機関車として東北本線の王子・須賀間の貨物輸送に使用された。 当時、同貨物線の付近には、危険物が貯蔵されていたため、火気を用いる蒸気機関車は採用されなかった。 しかしながら、昭和6年に同線が電化されるに伴いAB10は電気機関車に改造され、現在のEB10型EB101に改められ昭和46年1月まで44年間にわたり貨物輸送の電気機関車として活躍した。 その間、全国的に電化が進展し、電気機関車は大型化されたが、EB101はその中にあって独特の凸形車体で国鉄最小の電気機関車として人気を集めた。 |
主要緒元 |
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重量 | 22.6t |
全長 | 8.2m |
全幅 | 2.87m |
全高 | 3.98m |
動輪直径 | 0.98m |