展示されている発射管は、魚雷艇15号(PT-815)に装備されていた対水上艦船攻撃用の長魚雷発射管である。 魚雷艇15号は「11号」型の5番艇で、昭和50年7月に三菱重工業下関造船所で竣工し、平成6年10月に大湊地方隊第1魚雷艇隊において除籍となった。 魚雷艇は、本来の特徴である高速性(40ノット)や敏捷性を発揮し、敵艦船に肉薄して魚雷攻撃する戦法であるが、レーダーや対艦ミサイルの発達に伴い、魚雷艇15号を最後に魚雷艇の歴史は終わった。 |
主要緒元 |
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発射管全長 | 6,406mm |
発射管内径 | 534.5mm |
発射管重量 | 650kg |
最高使用圧力 | 30kg/cm2 |
発射雷種 | 72式魚雷 |
JMSDF | Japan Maritime Self Defense Force |