スポッターズ的ひこうき写真館                                            蒸気機関車


機関車 C57 57

大蔵運動公園
東京都 世田谷区
北緯35度37分48秒 東経139度36分40秒
2012年

機関車C57(加熱式テンダー機関車)は昭和12年3月に幹線旅客用として誕生した。

C57形式は昭和10年の近代形機関車C55形の改良増備であり、戦前から戦中にかけて1〜169号、戦後は170〜201号製造されており、構造、外観、性能は一般幹線用過熱テンダ機を集大成した「完成品」と言える機関車である。

30余年間、東海道、山陽、東北主要幹線から徐々にローカル線へ働く場所を求める勇姿は、ひとつの優れた蒸気機関車の誕生から衰退まで、人の世の栄枯盛衰と変わらぬ一生の流転とまったく同じようなものであった。


主要緒元
シリンダ 直径 500mm
行程 660mm
使用圧 16.0kg/cm2
火格子面積 2.53m2
全伝熱面積 168.8m2
過熱伝熱面積 41.4m2
全蒸発伝熱面積 127.4m2
煙管蒸発伝熱面積 115.0m2
火室伝熱面積 11.4m2
アーチ管 1.0m2
ボイラ水容 6.0t
大煙管 140mm
5,500mm
18本
小煙管 57mm
5,500mm
84本
機関車重量 運転整備 67.50t
空車 60.70t
機関車動輪上重量 運転整備 41.32t
炭水車重量 運転整備 48.00t
空車 18.00t
水タンク容量 17.00m3
燃料搭載量 12.00t
弁装置の種類 ワルシャート式
製造 川崎車両株式会社
廃車 昭和51年3月31日
総走行距離 3,365,110km


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