国鉄183系電車 クハ183-21 |
183系0番台は総武本線東京〜錦糸町間の地下線および房総東線(現・外房線)の電化完成に伴い、急行列車の一部を特急列車に格上げするために製造された。 地下区間を走るため、運輸省(現・国土交通省)が定めた防火基準を採用し、非常時の避難口として使用できるよう前面は貫通構造になっている。 多客期には他の編成と連結の上で貫通扉を開放し、中間車として使用されたこともある。 展示されている車両は、新製から廃車までの34年間、一度も転属することなく幕張電車区に所属し、主に房総各線の特急列車(さざなみ・わかしお・しおさい・あやめ・すいごう)として活躍した。 ここでは幕張電車区 マリ23編成時代の姿を復元・展示している。 |
略歴 |
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1972年 | 近畿車輌で製造され、幕張電車区に配置 |
2006年 | 廃車され、長野県内で保存 |
2013年 | ポッポの丘に移設 |