フォッサマグナミュージアム 新潟県 糸魚川市 一ノ宮 1313 北緯37度01分34秒 東経137度52分13秒 |
2014年 |
展示されている蒸気機関車「くろひめ号」は、糸魚川市須沢でとれる「白土」を運ぶために、1956年(昭和31年)から1982年(昭和57年)まで、東洋活性白土株式会社の横町工場内や工場から糸魚川駅までの約300mの運搬用軽便鉄道で使用されていたものである。 くろひめ号は1950年頃に製造され、1956年から使用された。 産業用としては国産最後の蒸気機関車として有名である。 1982年(昭和57年)に工場が閉鎖された後は、糸魚川小学校に展示され、市民の方々によりメンテナンスされていた。 2007年(平成19年)に江戸東京博物館で開催された大鉄道博覧会で展示されたあと、地域の地下資源に関係した資料として、フォッサマグナミュージアム前に展示されることになった。 蒸気機関車の正式名称は東洋活性白土2号機であるが、須沢の白土鉱山に近い黒姫山(標高1,221.5m)に因んで、「くろひめ号」という愛称がつけられている。 ※白土;油の精製などに使う粘土鉱物からなる土のこと |
主要緒元 |
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全長 | 4.67m |
全幅 | 1.73m |
全高 | 2.55m |
軌道幅 | 0.66m |
重量 | 5.1t |
最高速度 | 21km/h |
製造年 | 1950年ころ |
製造 | 協三工業 |
出荷年 | 1956年 |