東尋坊 | |||
東尋坊 ○地形 東尋坊付近は、今から約50万年前頃に隆起し、標高80.8mの陣ヶ岡を中心に、台地性丘陵地としてできたものである。 これらの台地性丘陵地は、米ヶ脇塁層とよばれる礫岩、凝灰岩、泥岩、砂岩からなる堆積岩層と、その間に介在する東尋坊、雄島、越前松島などにみられる硬い各種の安山岩からできている。 硬い安山岩からなる海岸線は侵食され難いのに対して、堆積岩層は軟らかく侵食が激しいため、東尋坊、雄島、越前松島が現在のように海に突出し、みごとな海蝕断崖を形成している。 ○東尋坊のいわれ むかし勝山の平泉寺の僧坊に東尋坊という弾力無双の悪僧がいた。 一山の僧徒は、東尋坊を日頃から非常に憎んでいたため、ある日三国海岸見物にことよせて東尋坊を誘い出し、、したたか酒を飲ませ、この深海に突き落として殺してしまったところ、その恨みによって色々な怪異が起きたので、その名が生まれたものと言い伝えられている。 |