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旧日本陸軍 九七式中戦車(チハ) 九七式中戦車(チハ) 2003.09.28 遊就館 (靖国神社) 九七中式戦車は1937年に制式化された第2次世界大戦中の日本の代表的な戦車で約2,000両が生産されたが、現存する車輌は極めて少ない。
九五式戦車とともに大東亜戦争の全期間、全戦域にわたって日本軍の主力戦車として活躍した。 どちらかというと歩兵の支援に適した戦車で、本格的な戦車同士の戦闘を考慮していなかったため、アメリカ軍のM4シャーマン戦車には歯が立たず大苦戦した。 外観では、ボルトやリベットの頭が目立ち、M4シャーマン戦車に比べると主砲の胞身は短く口径も小さい。 主砲は九七式57mm戦車砲を装備、砲塔の上部にははちまきのような無線通信用のアンテナがついている。 展示されている戦車は、大東亜戦争における戦車第九連隊第五中隊所属の九七中式戦車である。 同連隊は、1944年4月に満州からサイパンに移駐し、上陸する数倍の米軍を迎え撃ったが、1944年7月7日に全兵団と共に玉砕した。
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