スポッターズ的ひこうき写真館                                            蒸気機関車


機関車 D51 187

JR東日本大宮工場
埼玉県 さいたま市
北緯35度54分39秒 東経139度37分11秒
2009年

D51形式蒸気機関車は、1936年(昭和11年)に誕生した優秀な大形貨物列車で、1945年(昭和20年)までに民間工場をはじめ、国鉄の8工場でも製造され、合計1,115両製造された。

大宮工場においては、1938年(昭和13年)4月から1942年(昭和17年)3月までに、当時の社会的な要請に応じて31両製造したが、展示されている187号機は、それらのうち第1両目の由緒ある機関車で、1938年(昭和13年)4月12日に着工し、同年9月8日に完成した。

当時の工場職員が寝食を忘れ、心血を注いで製造にあたり、その構成部品の全てを工場独自の力で製作したもので、歴史的にも技術の大宮工場の真価を現したものであり、記念物として先輩の偉業を讃えるとともに、当時の職員の21世紀の国鉄に向かっての自覚を具現する象徴として、保存することになり1971年(昭和46年)10月14日に準鉄道記念物に指定された。



主要諸元
総走行距離 1,866,822km
機関車重量(運転整備) 125.10t
機関車重量(空車) 88.80t
全長 19,730mm
高さ 3.980mm
シリンダ(直径×行程) 550mm×660mm
使用圧力 14.0kg/cm2
動輪直径 1,400mm
許容最高運転速度 85km/h


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