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Douglas DC-10

アメリカン航空が1966年3月に出した250席級、航続距離3,400km程度の国内線用ワイドボディ機という要求仕様(エアバス構想)に応じて開発された、3発ジェット旅客機である。

最初の生産型は10型/15型で、要求通りの中距離旅客機であった。

その後、長距離型の30型、長距離/離陸重量増加型の40型など各モデルが登場した。

アメリカ空軍は空中給油機(KC-10A)として60機を採用し、1988年までに民間型、軍用型合計で446機を生産した。

続いて、コクピットを近代化し、機体を再設計したMD-11へと発展した。


旅客型

貨物型
 日本航空
 JALウェイズ
 日本エアチャーター
 日本エアシステム
 ハーレクインエア
 カナディアン航空
 AOMフランス航空
 コンチネンタル航空
 ノースウエスト航空
 ノースウエスト航空(旧塗装)

 オムニエアインターナショナル

 ユナイテッド航空

 ミネベア航空

 フェデラルエクスプレス

 ワールド航空

 ジェミニエアカーゴ

 アエロフロートロシア航空

軍用型
 アメリカ空軍(KC-10)

DC-10-40 アメリカ大陸横断用の大型機要求仕様によりアメリカ内線用として開発されたが、ヨーロッパの航空会社向けに長距離型を提案し、開発・生産したのがDC-10-30/40であった。

この長距離型の存在で、ライバルのトライスターを引き離すことになった。


主要緒元
30型 40型
全長 55.50m 55.5m
全幅 50.41m 50.4m
全高 17.7m 17.7m
主翼面積 367.7m
最大離陸重量 263.085t 251.7t
最大着陸重量 259.45t 182.8t
巡航速度 876km/h Mach 0.82
航続距離 7,780km 6,892km
標準座席数 255席 250席
初飛行 1970.08.29(原型機)


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